航空マニアの日記

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デルタ航空、中央席ブロック9月まで クラスごとに乗客数制限

デルタ航空(DAL/DL)は、機内での乗客同士の距離を確保するため、中央席を常に空席とする。期間は現地時間9月30日までで、各クラスごとの座席使用率にも50-75%の上限を設けて乗客数を制限する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の終息が見えない中で徐々に旅客便を再開するにあたり、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離)を確保したいニーズに応える。

 左右2列ずつの小型機の場合は、通路側座席の一部を予約できないようにする。座席クラスごとの座席使用率は、ファーストクラスが50%、ビジネスは75%、エコノミーやプレミアム・エコノミーは60%に設定。マイレージ会員に対するアップグレードサービスも再開するほか、機内が「満席」の場合は機材の大型化や臨時便を検討するという。

 デルタ航空は6月から中国本土への旅客便を4カ月ぶりに運航するなど、旅客便の本格的な再開時期を探っている。すべての乗員・乗客にマスク着用を求めるほか、後席の乗客から順に搭乗させて接触を減らすなど、感染対策を万全にした上で運航する。

 一方、デルタ航空も加盟するIATA(国際航空運送協会)は中央席のブロックには否定的で、運賃上昇を懸念。感染防止の観点では効果が期待できず、機内で乗客と乗務員がマスクを着用することを推奨している。