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シンガポール航空、48年の歴史で初めて赤字を計上 2020年3月期は約160億の損失

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シンガポール航空は、2020年3月期連結決算は、最終損益が2億1,200万シンガポールドル(約160億円)の赤字となったことを発表しました。

同社が赤字を記録したのは、マレーシア航空と分離してから48年の歴史で初めてのことであり新型コロナウイルスの影響の大きさがここにも表れています。なお航空機燃料価格の変動リスクを低減させるヘッジ取引において失敗(急落前の2月に2025年3月31日まで燃料ヘッジ契約を締結)したことが明らかになっており、これも業績を悪化させた一因となっています。

同社は、新型コロナウイルスの大流行は、緩和の兆候はほとんどなく、この期間中最小限のフライトを維持し、需要が増加した場合にキャパシティを拡大する柔軟性を確保したいとコメント発表しています。

今後は新株発行などで総額1兆円以上の資金を確保する計画のほか、新造機の受領時期も先延ばしにする協議を行っておりコスト削減を図る方針とされています。